WLToys V911 の修理について

堅牢をほこるV911ではあるが、激しい墜落で破損する事もある。やはりメイン・ロータ部分が 一番壊れやすいだろう。それでその修理について記述しておく。

メイン・ロータに強い衝撃が加わると、プロペラが破損したり、 シャフトからプロペラが外れ、プロペラにつながる小さい部品(接続パーツ) がふっとぶ事もある。 元の状態はこのようになっている。

この小さい部品(接続パーツ)は3つのわっかがつながったプラスティック部品だ。 プロペラのピッチを制御するため、回転リングとプロペラとフライバーをつないでいる。 この接続パーツは高速回転しているので、外れると吹っ飛んで、どこかへいってしまい やすい。筆者はこのパーツをロットで輸入して、いくらか余裕があるので 原価で頒布する事も可能だ。1セット50円+送料80円

メインロータがシャフトから外れると下のような状態になる。 シャフトの突起部分に、2つの プロペラ・パーツが両方から挟み込んで、しっかり固定されている。 これが外れて下図のように突起部分が見えていると、プロペラが外れていることになる。 これをもとに戻すには、2つのプロペラ・パーツ同士を固定している小さいビスのどちらか 一方だけをゆるめる。 ビスはなくしやすいので、完全には取外さず、プロペラ・パーツ同士の固定だけ外れるぐらい までゆるめる。そして、プロペラ・パーツでシャフトの突起を挟み込む。あとはビスを締めて 固定すればよい。ビスはねじ切れやすいので、滅茶苦茶に締めすぎない。ねじ切れて しまったら、ビスに瞬間接着剤を少し付けて締めておけば良い。

プロペラ・パーツでシャフトの突起を挟み込んだ状態。

接続パーツまでバラバラになったり、新品を取り付ける場合は、下図のように@、Aを 接続すればいい。真ん中の小さいわっかは方向があるの要注意。

接続パーツをプロペラ、回転リング、フライバーに順に取り付ける。先ず最初は接続パーツ の真ん中のわっかを縦にして、プロペラの突起にはめる(下図@)。 プロペラの突起は「十字」型 になっているので、縦にしないとはまらない。
次に接続パーツの縦長のわっかをプロペラシャフトの突起棒に通して、回転リングの ボール・ジョイントにはめる(下図A)。
最後に接続パーツの縦棒をフライバーのボール・ジョイントにはめて完成(下図B)。

 

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